福岡市の「はかた伝統工芸館」 若者や海外に情報発信

博多織や博多人形など福岡の伝統工芸品の魅力を発信する「はかた伝統工芸館」(福岡市)。次の世代に伝統工芸を残していくため、若者の関心を集めるような企画展開催のほか、最近は海外への発信にも力を入れる。

常設展示では博多人形や博多織の作品を紹介(福岡市)

常設展示では博多人形や博多織の作品を紹介(福岡市)

同館は地場伝統産業の振興を目的に、2011年に開館した。常設展示室には人間国宝による博多織などの作品125点が並ぶほか、詳しい製作工程も紹介する。

伝統工芸品の生産額は減少傾向にあり、後継者も不足している。企画展では後継者になる可能性もある若者の興味を引こうと、妖怪や動物の博多人形などユニークな作品展を年50回ほど開催している。木村誠館長は「新しい発想を紹介し、伝統工芸士と来場者の橋渡し役になれれば」と話す。

最近は国内だけでなく、海外にも展開する。これまでに台湾や米国などで作品展を開催し、販売した。木村館長は博多の伝統工芸品を「ペルシャじゅうたんのような世界ブランドにしていきたい」と意気込む。

新型コロナウイルスの影響で一時休んでいたが、5月18日から通常開館している。休館中にはSNS(交流サイト)で伝統工芸の解説動画を公開した。現在は来館者にマスク着用や手指の消毒など、感染防止対策を呼びかけている。

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